ちょっとヒネったり、難しいと急にできなくなる・・
応用問題が解けない【3つの原因】
中学生が共通して抱える悩みとして大きなものがあります。
中間テストや期末テストでは良い点数を取れるのに、
実力テストになると点数が取れなくなってしまう・・・
それは応用問題ができていないのが原因です。
応用問題ができて点数が取れるには、どうしたらいいでしょうか。
3つの原因と対策を紹介します。
1、基礎がもうひとつ理解できていない
応用問題は「基礎の組み合わせ」で成り立っています。
中3生なら、正三角形の性質を利用した合同証明をしたことがあると思います。
△ABEと△ADCの合同を証明する問題。
この問題が解けるには、前提として次の3つを知っている必要があります。
1、正三角形の辺の長さは等しい
2、正三角形の角はすべて60度で等しい
3、三角形の合同条件
基礎基本であるこれらの知識が抜けていると、
問題が解けないし、解説を見てもチンプンカンプンでしょう。
応用が出来ない分野は、もう一度基礎を確認・練習しましょう。
2、どうせ無理とあきらめている
意外に大きいのが「心の問題」です。
「どうせ僕には解けないから・・。」 「私には才能がない・・。」
このように考えて、最初から応用をあきらめてしまう中学生もいます。
しかし、難しい問題を最初からスラスラ解ける人はいません。
クラスにいる「頭のいい子」も、人の見ていないところで悩み、
苦しい時を乗り越えて努力していることを知りましょう。
才能とは、生まれながらに持っている能力ではなく、
「面倒でも努力できること」です。
3、数をやっていない。慣れていない。
実は、応用問題もたくさんやっていくと、慣れてきます。
「これは以前に解いたことがあるパターンに似ているな。」
いろいろな種類の問題に当たることで、思考が鍛えられてくるのです。
難問であっても、完全に初めて見る問題ではなくなってきます。
例えば、野球の練習試合と同じです。
相手ピッチャーはいろいろな球種をもっていると思います。
ストレート、カーブ、シュート、スライダー、フォーク。
いろいろな相手と対戦することで経験値が上がります。
どんな球種でも打て、対応力が磨かれることで、
初めて対戦するピッチャーでもヒットを打てるようになるのです。
応用問題も数をこなしていけば、必ず慣れてきます。
あきらめずに頑張ってください!